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畑の土と雑草

<畑の土と雑草>
今回は少し地味ですが、しかし大切な畑の管理について。
まずは土の管理です。よしむら農園では畑の土が出来るだけ自然に近い状態を保つことを心がけています。土の中の微生物や小動物が多く、健康的にバランスがとれている状況が望ましいと考えています。人間の腸内と同じで善玉と悪玉のバランスが大事です。このため、栽培が終わった畑は一旦耕して、主として次の2つの方法で管理します。一つ目は耕耘後、自然に雑草が生えますのでそれを鋤き込むこと。2つ目は、地力がやや心もとない場合は、「緑肥」と言って畑の肥やしになる植物を人為的に栽培し、これを鋤き込むことです。このようなことを繰り返しながら夏場は大部分の畑は「静養」です。

耕耘の終わった畑

耕耘の終わった畑

緑肥を植えた畑

緑肥を植えた畑

次に雑草との戦い! 写真のように夏になれば雑草は元気よく伸びてきます。畑の雑草は鋤き込むのですが、畔の雑草は刈り取らなければなりません。アクションが遅いと近隣の農家さんからクレームが来ます。農家さんは害虫や景観の点から大変雑草を嫌います。そのため頻繁に草刈りをしますが、それが習慣であり、地域のマナーでもあります。雑草には害虫もいますが、天敵も共存することにより、敵味方バランスよく棲み分けていますので私どもにとっては重要なことですが、地域と共存は大切なことです。夏の作業のかなりの部分は草刈に費やされます。

草刈りをしなければならない畔

草刈りをしなければならない畔

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